「箇条書き」や「h3」など、複数の要素をあげるときに自分が意識しているポイントが4つあります。
それは「粒度・構成・順番・表現」をそれぞれ整えることです。
具体的にどんなことをしているのかを、この記事ではメモがてら書いていきます!
「箇条書き」や「h3」を使うときの4つのポイント
改めて、自分が意識しているポイントは以下の4つです。
- 「粒度」を整える
- 「構成」を整える
- 「順番」を整える
- 「表現」を整える
一つずつ紹介します。
1.「粒度」を整える
ここでいう「粒度」とは、ざっくりいうと情報の階層がそろっているか(同じグループでくくれるか)ということです。
たとえば、
・りんご / ぶどう / いちごは同じ粒度(果物の種類)
・つがる / 巨峰 / あまおうは同じ粒度(果物の品種)
という感じです。
複数の要素をあげるときは、基本的に「粒度をすべてそろえる」必要があります。
粒度がバラバラだと、読者はそれぞれの情報の関係性(全体の構造)を理解しにくくなるからです。
「粒度とか言われてもよくわかんないよ!」って方は、マインドマップを使うのがおすすめです。
マインドマップで情報を可視化すると、「それぞれの要素がどの階層に位置するか」を考えやすくなります。
2.「構成」を整える
次に、テーマに対して適切な構成になっているかチェックします。
具体的には、
・モレている要素がないか
・ダブっている要素がないか
・テーマから外れた要素がないか
などを一つずつ確認していきます。
イメージとしては「モレなく・ダブりなく」というMECE(ミーシー)的なあれです。
これにより、必要な要素だけがそろった内容に仕上げることができます。
ちなみに「ラーメン」と「中華そば」のように、字面は違うけど内容がほぼ同じ要素が混ざっているのは結構あるあるです。
そのため、字面ではなく「その言葉が持っている意味や内容」に着目して、要素を整理することが大切です。
3.「順番」を整える
「ラーメンの作り方」のように時系列がある場合、その順番どおりに要素を並べればOKです。
じゃあ「ラーメンの種類」のように時系列がない場合どうするかというと、「なにかしら意図のある順番」に並べていきます。
たとえば、
・重要度が高い順にする
・認知度が高い順にする
とかとか。
「上に並んでいる要素ほど重要度が高そう」のように、「その順番に並んでいる意図」を感じ取ろうとする読者は少なからずいます。
つまり、なんとなくでテキトーに順番を決めてしまうと、読者が内容を理解しにくくなるおそれがあります。そのため、「なにかしら意図のある順番」に並べるのがおすすめです。
ちなみに、この記事で紹介している4つのポイント(粒度・構成・順番・表現)は、チェックするときの時系列順にしています。
4.「表現」を整える
最後のステップです!ここまできたら、あとは細かい点を整えるだけです。
・行頭文字(1、①、・など)
・一文の長さ
・語尾(体言止め、用言止め)
など、表現がバラバラになっている箇所があればそろえていきます。
表現が整っていないと、読者によっては
・なんでここだけ表現が違うんだろう?
・なにか意図があるのかな?
のように引っかかるおそれがあります。
ヘンなところで読者の集中力を落とさないためにも、表現はそろえておくのがおすすめです。
まとめ:複数の要素をあげるときは丁寧に
改めて、「箇条書き」や「h3」を使うときに自分が意識しているポイントは以下の4つです。
- 「粒度」を整える
- 「構成」を整える
- 「順番」を整える
- 「表現」を整える
とはいえ、なにかしら意図があって「あえて」整えないのも自分はアリだと思います。
ただ、そういった特別な意図がないのであれば、基本的には整えておくのがおすすめです。
参考になったらうれしいです!
ちなみに、記事にする前のネタをTwitterでつぶやいています▼
ライティングで「箇条書き」をするときに気をつけているポイントを4つまとめました pic.twitter.com/3mC38M4KOJ
— しな|編集者・ディレクター (@shina3103) December 25, 2021
記事にしていない文章術や営業術も発信しているので、ぜひチェックしてみてください!